アミはアミなの!

犬と暮らすWEB漫画

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

寝顔

 あやめのオチビさんたちは絶好調で大きくなっている。
長男は生後3週間でもうすぐ1㌔、長女も700gを超えた。
おーっ、それは普通の子の生後2ヶ月だぞ!

たいていこういう子は離乳が始まると体重の増え方がゆっくりになっていってつじつまが合っていくので、巨大化する心配はあまりしていないが、それにしても健康優良児。
いまだに1日30~50gずつ増えているからあやめのお乳の出も良いにちがいない。

 そして、あやめは子供たちと寝ることが少なくなった。
何時間に一回かはいそいそと小屋に入って行くが、それ以外は外で寝るようになった。

 昨日の夜中、ふと目を覚ますと目の前にあやめが寝ていた。
そこは前にアミが毎晩寝ていた定位置。
それもアミと同じ向きで同じ格好で寝ていた。
月明かりに浮かぶシルエットにはっとして、そっと寝ている体に触れた。

 アミが元気なうちから、そして病気になってから、寝ているアミの体をなでて、その手の感触をいつまでも覚えていようと思ったものだった。
体つきや毛質はみなそれぞれ違う。
手探りで触れた感触はあやめ。
そうだ、やっぱりあやめだよね。
暗がりで顔を覗き込むと、安心しきった顔で寝息を立てている。
「すみれは?」
目をこらすと私の足の方に塊が。
すみれのいつもの場所。

 『夜、自分の傍で犬が寝息をたてている。』
犬を飼っている者にとって、何とも言えない幸福な瞬間ではないだろうか。
枕元で寝る子の代は替わっても、その温かい安心感は健在だ。

e60.jpg

スポンサーサイト

PageTop

開眼!

 ちょうど出産から2週間、女の子から先に目が開き始めた。
今までもそうだが、小さい子から目が開く方が多い気がする。
十分育ったから目が開くのなら、おっきい方から開いてもよさそうなものだ。

目は突然ぱっちり開くわけではない。
生れた時は完全にふさがっているのが、開く2・3日前から目の線がくっきりしてきて割れ目が出来てくる。
そして目頭の方から少し開いて、きらっと光るのだ。

以前も書いたが、この時残りを手で引っ張って開けたい衝動に駆られるのは私だけだろうか。

とにかくこの時は開いてもまぶしいだけでよく見えてないに違いない。
今までナマコのように這いずり回っているだけだったのが、頭を地面から持ち上げてあたりをうかがったり、目の前にあるものをかぷっとくわえたりするようになる。

さあ、ここからが成長がはやいぞ。
目が見えると行動も一気に広がって子犬らしくなってくる。
長男君は目が開く前にすでに700g突破している。
グミの生後一ヶ月より大きい!

それにしても彼は生まれた時から約500g増えている。
この体はすべてあやめのお乳を飲んで作られたものだと思うと本当に不思議だ。

母乳はもともと血液だ。
乳腺の毛細血管で血液中のたんぱく質や白血球、その他の栄養素だけ選り分けておっぱいを作る。
その時赤血球は漉されて血管に戻すので赤くないのだ。
赤ちゃんはまさにお母さんの命を分けてもらいながら大きくなるという事だ。

あやめにも、もちろん赤ちゃんにもそんな意識はないけれど、見ている私には、その無心の子育ては神々しく映る。

命をつなぐと言うのは本当にすごいね。

e59.jpg

PageTop

あやめの出産『2』

 次男くんは最初からお乳を吸う力が弱く、初ウンチも出なかった。
お乳を吸って、それがウンチになって出て初めて、消化器官が健全に動いていると分かる。
だから、お乳を吸う以上にウンチが出ているかが大事だし、出せるまで力める体力があるかも重要だ。
次男君はどちらも弱く、呼吸も荒く、全身を触診すると、頭蓋骨も発達が遅れていることが分かった。

 80gは確かに小さいのだが助けられない大きさではない。
しかし内臓が未発達では打つ手がない。
産まれて数時間後には苦しがって「ピーピー」と弱々しく鳴きだした。
 手は尽くしたものの、やはり見る間に弱って行った。

 赤ちゃんがか細い声で鳴くと、あやめが首を右に左に何度もかしげながら赤ちゃんを覗き込んでいる。
具合が悪いのが分かるらしく、「何で鳴いているんだろう。」と心配しているのだ。
胸が痛くなる。

 犬を飼っている人は、犬が首をかしげるのを見たことがあると思う。
大抵は飼い主が話しかけている時だ。
「おすわり」と言ってかしげる犬はあまりいないだろう。
かしげる動作と言うのは、意味がつかめない時にする動作なのだ。
耳の位置を動かしながらなんとか聞き取って意味をつかみたいと努力している姿なのだ。

 それを赤ちゃんにしている。
鼻がくっつきそうなほど顔を覗き込んで何度もかしげている。
私はあやめが自分の子供にその動作をしているのをただ見つめるしかなかった。
出来ることはもうないのかなぁ。
無力だ。

 次男は次の日の夜、あやめの両腕にしっかり抱かれたまま天に昇った。
あやめの目を隠して見えないようにしながら赤ちゃんをそっと抱き取ったが、あやめは何も言わなかった。
「きっと分かっているのよ。」
と母が言った。
そうかもしれない。
それまでいらいらして吠えていたあやめがおとなしくなって残った子たちの世話に専念し始めた。

 思えばアミの初産も同じ、末っ子はお空に昇った。
アミとあやめはどこかで縁があるのかも知れないね。

e58.jpg

生れたばかりの次男。
次の日お空に昇りました。
あやちび4

心配そうなあやめ。
あやちび3

PageTop

あやめの出産

 4月2日夜、あやめの体温を測ったら36.8度。
いよいよ出産が始まりそうだ。
体温が下がり始めてから24時間以内に出産と言われるが、たいてい半日前後で陣痛が始まる。
その後夜中もキューキュー泣いたりタオルを掻きむしるものの陣痛と言うほどではないようす。

 次の日は午後から仕事だったので(あ、言ってませんでしたっけ。私は家で音楽教室をしていて、ピアノと声楽を教えています。)、生徒さんに「犬の出産が始まるかも知れませんので」と前置きしてレッスンを始めた。
 始めて30分も経たないうちに母が「今いきみ始めたわよ」とレッスン室をノック。

大きなクレートの中に飛び込んで、2,3回いきんだとのことで、行ってみると確かに足を突っ張っている。
布や新聞、体重計、お湯が出ることを確認して戻ってみると、もう産まれていた。

え、えーっ!
初産でこんなにぽろっと産んじゃうの!?
あわてて流しに運んで袋を破りへその緒の処理をして重さを量ると、227gの男の子!
再び、ええーっ!
こんなに大きいのをいきみが始まって15分で、うんともスンとも言わずに産んじゃうの!?
凄過ぎる、あやめ!
体をタオルで拭きながらあやめのもとに戻ると、次の子が出ていた!
その間8分!

その子の小さいこと。
86gの男の子で第一子の約1/3だ。
状態が一目で良くないことが分かった。

「これがレントゲンに写っていた子なんだろうか。」
それにしては小さすぎる。
お腹を触るともう一つ大きな塊がある。
次男は小さすぎてお兄ちゃんの陰に隠れて写らなかったんだろうね。

そしてちょっと目を離していたすきに第3子、女の子が147gで産まれていた。
いきみが始まってから出産が終わるまで1時間、第一子からは40分で産まれたことになる。
先生が『骨盤の広い子です。』とおっしゃっていたがここまで「あっ」と言う間とは。
あーびっくりした。
今まで随分出産に立ち会ったが上位5本の指に入る安産だ。

あやめは産まれた途端顔が変わった。
今までは男の子っぽい活発な表情が多かったのに、突然慈愛に満ちた母の顔になってしまった。
どことなくアミの面影と重なる。

前回のすみれの出産の時もこっそり小屋に忍び込んで、出ないおっぱいをあげようとしてたりしたのだから、念願叶って正真正銘の我が子ゲットして、もう夢中のあまり目が真ん丸。
付きっきりで世話をしてトイレに立とうともしない。

しかし、しかし・・・喜ぶ暇もなく次男のオチビさんに異変が起こり始めた。
(突然ですが、長いので次週に続きます!)

e57.jpg

↓産まれた直後のベビーたち、すごい大小あります。
あやちび1

↓あやめ真ん丸目
あやちび2

PageTop

出産間近

 先日あやめの出産予定日があと1週間を切ったのでレントゲンを撮りに行ってきた。
体重は900g増えているので3頭いるかと思ったら巨大な2頭のようだ。
あやめのお腹の中いっぱいにのびのびと体を伸ばした2頭の骨格が写っていた。
私「大きい・・・ですよね。」
I先生「・・・大きいです。」

これからの一週間で胎児はぐぐっと大きくなる。
小食気味のあやめに一所懸命食べさせるのはもうやめにしよう。
骨盤は大きいので赤ちゃんの頭がつかえて出てこないという事はなさそうだが、初産だし、難産になるのは困る。

 2頭しかいないせいかお腹が大きい割には身軽だ。
何かあったら困るので階段も抱いて上がるようにしているのだが、目を盗んでは危なっかしいことをやっている。
私が見ていないと椅子に飛び乗ったり、犬止めの柵を乗り越えたり、階段を駆け上がったりと相変わらずだ。

 ところが小型犬の習性か、それとも私が甘やかしているのか、私の目の前では何もできないふりをして甘ったれる。
夜中にトイレに降りて行った時も、ベッドに上がれないと言って「ひゃん」と鳴いて起こされる。
さっきさぁ、柵を自力で飛び越えてたじゃん。
みんなと一緒だといつも通りふるまっているけど、素に戻るとなんとなくお腹が張って重たいんだろうね。
それにしてもベッドは30cmくらいの高さしかないんだから一人で上がってもよさそうなものだ。

すみれのこともあって、何だか私も心配性気味。
無事産まれてくれ~!

e56.jpg

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。