アミはアミなの!

犬と暮らすWEB漫画

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

≪動取≫

 動物取扱業のことである。
一般の人にはあまりなじみがないかもしれないが、動物に携わる仕事をしている人全般をさし、必ず管轄の市区町村に届けなければいけない。
営業許可のようなもので、第一種と第二種があり、ブリーダー業は第一種動物取扱業にあたる。

 うちの犬舎は母の名前で取得していたが、家業を継ぐように引き継ぐことはできず、一度廃業して再度私の名前で取りなおさなければならない。

母が取ったときより色々規約が細かくなっているという。
新たにとる場合、動物取扱業に何年か従事したことをその店の人に証明してもらわなければならないそうで、私は一人では無理だと思い廃業を考えていたので、去年母の死後、登録抹消だけ手続きをした。
 そのころ母もすでに昏睡状態が続き、私の証明のための署名をしてもらう状態ではなかった。

あやめの妊娠を機に、これは新規届け出をしなければと思った。
証明をしてくれる人がもういないので、区役所に何か手があるか聞きに行った。
役所の人は、
「亡くなってしまって証明がもらえないわけですから・・・何かほかに資格をお持ちですか?」

資格?

ちょっと考え込んだ。

自動車免許じゃないだろうし、教員資格でもないだろうし、エステティシャンじゃ絶対ないだろう・・・。
しばらく考えて、いや、まてよ、一つある。
「あ、あれどうでしょう。」
資格名がわからない。
自分の取った資格がわからないなんてどういうこった。
「待ってください。」
ごそごそipadのウェブサイトを操作して見つけた。
「これ持ってます、『愛玩動物飼養管理士』。」
「あっ、それで登録許可おります!」
役所の人はほっとしたように書類のページをめくった。

愛玩動物飼養管理士は公益社団法人・日本愛玩動物協会が認定する公的な資格だ。
何を思ったか、おととしの春に通信講座を申し込んだ。
分厚いテキストが届き、講習に行き、あとは12月の試験を目指して勉強を始めようと言う矢先、母の病気が発覚した。

試験の内容がまことにやな感じだ。
設問は100問くらいだったと思う。
一問あたり5択で選ぶのだが、超紛らわしい。

たとえば、正しいものを一つ選ぶ問題。
① チンチラは気温湿度と共に高い地域に適応して進化した動物である。
② チンチラの前肢には偽指と言う肉球状のものがあるため、ものを前肢でつかむのが苦手である。
③ チンチラは砂浴びが好きなので、ケージには砂浴び用の砂を常に入れておくのがよい。
④ チンチラの妊娠期間は60日前後で、モルモットより短い。
⑤ チンチラの環境温は10~15℃が理想的であり、25℃以上の環境温は避けるべきである。

なあんてのが、飼うことのできるすべての鳥類、爬虫類などにわたって出題され、覚える法律も多い。

今はそれどころじゃないんだよ!
なんでこの一番寝る間もないときに、気力もない時に試験なんだろう。
受験料を捨てて来年受けなおそうか、とちらっと思った。
傍らで寝ている母に弱音を吐くと、母は息の浅くなった声で、「あなたなら出来るでしょ。頑張んなさい。」とささやいた。

そうやって取った資格がここにつながっていたのか。
あやめをうっかり妊娠させたのも、あと少しだけ続けなさいよ、という母の声か。

こうして提出書類をそろえ、立ち入り検査も終わり、登録証も届いて、晴れて私は母のブリーダー業を継いだ。
この世は真珠のネックレスのように、一粒一粒は独立していながら、遠目に見るとつながっている、どうもそうやって出来ているらしい。

e153.jpg

スポンサーサイト

PageTop

産まれた!



交配から62日目、朝体温を測ったら36.9度。
ずっと38度を保ってきた体温が37度を切ったらいよいよだ。

出産が近くなると、ご飯を食べない、狭いところに入ってかきむしる、震える、ヒーヒー鳴く、など兆候が現れるが、あやめはすましている。
夜中1時を過ぎ、しょうがないので準備だけして仮眠をとることにした。
すると布団に潜り込んできたあやめが自分の下半身をしきりに舐めている。

「ン? 始まった?」
すかさずリビングに戻すとすぐ破水。
そしていきみ始め15分後一頭目が出てきた。
でかい!そして早い!
203gのきれいな男の子だ。
その後1時間半の間に残り3頭全部生まれた。
男子2頭女子2頭。
何から何までそつがない。

なにしろ震えない、ヒーヒー鳴かない、黙っておとなしく産んでしまった。
優秀なお母さんだ。
3頭目(195g)と4頭目(153g)は逆子で、足が見えたときは「わっ、逆子だ。大丈夫だろうか。」とドキッとしたがつるっと産み落とした。
素晴らしいぞー!

生まれてからがすごかった。
突然みんなを蹴散らし始めたのだ。
最初のお産の時はおとなしく子育てしたので、今回も大丈夫かと思い産室をみんなと近いところに設置したが、あわてて隣の部屋に移した。

それでもウツボのように飛び出してくる。
柵を飛び越えてグミに飛びかかって馬乗りになった。

それだけ威嚇するのは母性本能の強さのあらわれなので頼もしいのだが、グミはギャーギャー吠えるし、あみりはがたがた震えてショックでご飯を食べられなくなるし、家中騒々しい限りだ。

この記事を書いているのは生まれて3日目、ようやくあやめの威嚇も収まってきたところだ。
あやめはグミには相変わらず唸っているが、あみりにはきつく怒らないようだ。

あみりが小屋を覗こうとすると、体を押して「あっちに行って」と合図をする。
それでもあみりは動こうとせず、門番のように小屋の前で座り込んでいる。

あやめにとってあみりは娘か妹なんだろう。
グミともこの一年一緒に暮らしてきたのだから似たようなものだと思うが、明らかに扱いが違う。
生まれてすぐの頃一緒にいたかいないかの違いはこんなに大きいものなんだろうか。

あみりも「早くお姉ちゃんの赤ちゃんと遊びたいな~。」と思っているみたい。
もう少しあやめの気持ちが収まって、世話を任せてくれるようになるといいね、あみりちゃん。
あっと言う間に抜かされそうだけどね。

e150.jpg

PageTop

≪診察≫

あやめの出産予定まであと1週間。
レントゲンを撮りに行ってきた。

あやめはツチノコと化し、体重は5.3㌔で1キロ以上増えている。
一般的に胎児1頭羊水含めて200gで計算するので、単純計算すると5頭と言う事になるが、さすがにそれはないだろうと思う。

初めての出産は3頭で、一頭未熟児で死んでしまったが、それ以外は150g、230gと巨大だった。
パピヨンは100g前後で生まれるので、80g以下だと心配、120g以上なら放っておいても安心、230gで初産は大きすぎて難産になると心配したものだ。

そんな前科があるので少し大きめだとしても2頭じゃなさそうだと思っていたら、4頭!
映っている画像からは粒がそろっているらしい。
I先生が画像を大きくしたり画質を変えたりしながら頭部の横の直径を測ってくれた。
この前のように大きすぎるのと小さすぎるのはどうしても小さい子が育たないので、頭数より大きさが均等なのがありがたい。

毎回思うけれど、このレントゲン画像、感慨深い。
今は見えないけれど、こんな子たちがここで誕生を待っているのか。
魚の骨か、はたまた三葉虫の化石か、とてもかわいいとは言えない画像なのに、すでにカワイイ。

お腹を触っていると勢いよく蹴ったりぐるりと向きを変えたり活発にみんなで動き回っている。

これが生まれていっちょまえにワンワン言ったり尻尾振って走り回ったりするようになるのだ。
みんな無事に生まれていい出会いをして、「生まれてきてよかった!」と思える犬生を送れますように!

あやめはここ数日私が外出から帰ってくると、大声で吠えたてる。
「どこ行ってたのよ!遅いじゃないの!私すっごく不安なんだから!ママが出かけてる間にチビチビが出てきちゃったらどうすんの!」
その騒ぎ方じゃ近いよね。
あと一週間、あやめの骨盤は広くて通るらしいので、食べたいだけ食べさせて大きくしなくちゃ!

e149.jpg

PageTop

今年もよろしくお願いいたします



昨年は私にとってエアポケットに失われたようなあっと言う間の一年でした。
今年はきっと新しい芽吹きの年になると信じて頑張りたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨年末のこと、こたつを買った。
うちにあったこたつはもう何年も使っていなくて去年処分したが、ないのも寂しいと思い、迷いに迷った挙句、今流行の「パーソナルこたつ」を購入。

60センチ四方の天板で足も少し長く出来ていて結構使いやすい。

さあ、新年だ!
こたつに入ってテレビを見よう!
といそいそと座ってみると、犬たちが落ちつかない。

想像では中にもぐったり、布団の裾で丸くなったりときっと喜ぶだろうなと思っていたが、そういえば誰も生まれてからこたつに入ったことがなかったかも。

うろうろと匂いを嗅いでうろついた揚句、私をひっかいたり私によじ登ったりして、結局あみりはソファーに寄りかかった私の胸のあたりで丸くなった。

???なんで???

私もなんだか落ち着かず30分ほどしかいられずキッチンに戻ってしまった。
今年は暖冬だから今のところ困っていないのだが、なんだかなぁ。

だんだん慣れてくれればいいんだけどね。
みなさん、こたつは入るものよ。

e147.jpg

PageTop

怪しい・・・。

 例によって女子三人はヒートが終わっても食欲が無い。
だんだんリズムがつかめてきたのであまり心配せず、フードを残してものんびりかまえている。

ところが、ところが、だ。
あやめが実は怪しい。
想像妊娠じゃないかも・・・。

と、言うのもあやめの出血が始まって一週間弱だったと思うが、アトムをケージに入れっぱなしもかわいそうだし、あやめの態度もまだその気じゃなさそうなので少し皆を一緒にしていた。

そうしたら目を離した隙にアトムとかかってしまったのだ。
あやめはいつもわかりにくいタイプだが、それにしてもまだ早いから不発ではと思った。

でも、今や5週間経って食欲もないのに心なしか太ってきた気がする。

もし出来ていたら栄養が足りないかもと心配になり、煮干しとか鶏肉とか追加で食べさせてみる。
がつがつむさぼるように食べている。

うーん・・・。

膝の上に抱き上げておなかを撫でながら、
「あやめちゃん、あなた赤ちゃん産もうとしてない?」
あやめはうっとりと私を見上げるばかりだ。

あやめは赤ちゃん大好きで、見ていてこちらが幸せになるほど可愛がって育てるので、もう一度は出産させてあげたいと思っていた。
理性で考えると「無理」と思ってしまうので、こんな突発事故でもなけりゃ考えなかったと思うが、あやめももう3歳、お母さんになるにはベストな年齢だ。
(なんつって、もう出来てる気で半分いる。)

それで、黒い顔の女の子が出てきちゃったら、どうする?私。
いえいえ、冗談です。
今増やすわけには行きません!

e146.jpg

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。