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アミはアミなの!

犬と暮らすWEB漫画

≪あみり2歳≫

 8月16日にあみりが2歳になった。

実はあんじゅにお姉さん面するコラムを書いた直後から再び具合が悪くなった。
7月初旬から数値が少し改善して1か月、再び嘔吐と食欲不振、下痢が数日続いて、8月4日に再び検査を受けた。

非常に悪くなっていた。
今まではBUNと言う尿素窒素の値だけが悪かったのに、クレアチニンの数値が3.3になったのだ。
BUNは血液に毒素が溶け出している数値なので改善の余地があるが、クレアチニンは腎臓の機能がどれくらい失われたかの数値なので、これが上がり始めるともとに戻ることはなくなる。
3.3は4段階グレードで3番目、人間でいえば人工透析が必要だ。
5を超えるとグレード4。
命の維持が難しい状態とネットで調べると出ていた。

獣医先生は私を呼ぶと、声を落として「悪くなってましたよ…。」とおっしゃった。
吐き気と食欲不振で体重は1.15㌔まで落ちていて触ると体中の骨を触ることが出来る。
「先生、この子21日が誕生日で2歳になるんですけど。」
私は動揺してあんじゅの誕生日を言ってしまった。
彼女(あんじゅ)は1月21日生まれだ。
先生は「えっ」と言ってため息をつきながら首を振った。
「危ないですか。」と私。
「このまま食べなければそこまで持ちません。」
腎臓は悪化してからが早いのだ。

母の時も骨、肺、肝臓に転移していたが、主治医はことあるごとに「まだ腎臓の数値が大丈夫なので。」と言っていた。
腎臓は最後の砦のようだ。

家に戻ってから友人にあみりを抱いて写真を撮ってもらった。
危ないと思うたびに写真を撮っている気がする。

太らせる努力はやめた。
どうしても沢山食べさせたくなるからだ。
薬の量も大型犬なみに増やし、悪化の速度をなんとか遅くすること。
とにかく目標は誕生日を迎えられること。

主食はボーロ。
自力では食べてくれないので水で溶かしてクリーム状にして指ですくって口に入れる。
たんぱく質は砂肝一個のみ。

それすら食べてくれない時がしばらく続いたが、徐々下痢と吐き気は徐々に止まった。
そして16日の誕生日、朝から「あみり、誕生日だよ、おめでとう。2歳だよ、おめでとう。」と目が合うたびに抱き上げて言い続けた。

少し食欲も出ていたので、ケーキを買いに行った。
犬用ケーキをさがしていてはたと気が付いた。
犬用じゃなくていいんだ。
砂糖や生クリームを使った、カロリー多めの人間用の方が好都合だ。
和三盆ロールを買って帰った。
あみりは喜んで食べたが、「おめでとう!」と言いながらほとんど私が食べた。

16日の明け方、夢も見た。
アミが生きていた夢だった。
奇想天外だが、ある大学病院のプロジェクトの動物実験で秘密裏にアミを蘇生させていて、実験室の檻の中でゾンビのようになりながらも生きていたのだ。
病院側に頼むと、実験を中断して帰してくれることになり、病院に引き取りに行った。
無機質な病院の一室でアミと対面すると、アミは長い毛が邪魔だという事でサマーカットのようにされていて、一瞬別犬のようだった。
なんだか弱々しくて意識もぼうっとしているようだったが、受け取って抱きしめた途端、あまりの嬉しさにわーわー泣いてしまった。

あみりの誕生日の朝、アミの夢を見るのも変な話だ。
私の潜在意識下でこの二人はつながっているのだろうか。

とにかく一日一日悔いのないように。
「今日も生きてるね、あみり。」と言うのが日課になった。

そして思った。
一日一日悔いのないように生きろと教わっているのは私だ。

あみりの一日が大事なのと同じように、私は私の一日を大事にしているだろうか。
キャンディソーダやポケモンGOばかりやってる場合じゃないんだからね。

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