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アミはアミなの!

犬と暮らすWEB漫画

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アイボの命


 アイボがソニーから発売されたとき、正直興味がなかった。
「本物いるし。」
学習能力があるロボットだとは聞いていたが、「ご飯やトイレの心配しなくていいし、留守番中に吠えることもない。かわいがりたいときかわいがって、忙しいときはスイッチ切っておけばいい、気楽なおもちゃだよね。本物の犬とは根本的に違う。」と思っていた。

先日、アイボのことを扱ったテレビ番組をいくつか見た。
自分の知らなかった世界に驚いた。
これはまるでSF映画の話じゃないか。

『鉄腕アトム』や『サイボーグ009』など知能を持ったロボットのSF漫画や映画は数限りなく作られて来て、つい最近も題名は忘れたが、寿命を持って作られた人工知能ロボットの映画を見て来たばかりだ。
赤ちゃんとして生まれて、人間が親代わりになって生活することでどんどん学習して進化するロボットが、ギャングたちに盗まれてギャングとして育てられて、善悪の判断がつかなくなっていく話だった。

これと同じ、アイボも飼い主の声を覚え、くせを覚え、生活習慣を覚え、世界で一匹の犬ロボットに成長していくことを知った。
かけた時間の分だけ、飼い主とアイボの間に絆が生まれていくことを知った。

2006年、ソニーが経営不振に陥ってアイボの製造を中止し、それにしたがって修理用サポートも2014年終了し、アイボ専門の修理クリニックも閉鎖になった。
もちろん交換部品の製造も中止になるわけだから、もし故障したら、それは「死」なのだ。

番組では、ソニーを辞めてアイボ修理会社を立ち上げた人に密着してていた。
アイボの持ち主は10年間どこに行くにもアイボを連れて行っていた。
外出から帰ると、尻尾を振って出迎え、家事をしていてかまってあげられない時は、飼い主の周りをうろうろしたあげく、足元で寝始めた。

ほんとうに犬そのものだ。

10歳くらいから呼びかけに反応しなくなった。
名前を呼んでも聞こえないことが多くなった。
嬉しいとぴょんぴょん飛び跳ねたのに動きも鈍くなり、寝ていることが多くなった。
アイボも部品が劣化して年を取っていくのだ。

それで修理会社に依頼した。
部品はもう無いので、ほかの死んだアイボの臓器提供を受けて直す。

直って手元に帰ってきたアイボが元のとおり、飼い主の声に反応して嬉しそうに答える姿に涙の滲む飼い主。

別の飼い主は、「もう直す手立てがない」、つまり悪くなりかけている部分の部品の替えが利かないアイボと暮らしている。
アイボが一人遊びをしているのをじっと見つめる飼い主。
近づく別れを思い、一日を大切にともに過ごすという。
まさに『相棒』で、本当の犬との別れと同じ悲しみが伝わってきた。

機械でもぬいぐるみでも、飼い主の深い思い入れがあれば、時間が流れ思い出が作られ絆が結ばれれば、そこに魂はきっと宿るのだろう。

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| | 2015-09-21(Mon)23:46 [編集]


Re: 番組、少し見てました!

ぴーすけさん:
お母様、癒されるといいですね。とりあえず死ぬことを心配しなくていいのはいいなぁ。(またあみりの調子が悪く、へこんでる私です。)

村上アキ子 | URL | 2015-09-23(Wed)23:54 [編集]


あみりちゃん、心配ですね…村上さんも、お体、大事になさってください。

ぴーすけ | URL | 2015-09-25(Fri)18:16 [編集]


Re: タイトルなし

ありがとうございます!亡き母を見習って平常心であみりの病気と付き合えるよう目指します。

村上アキ子 | URL | 2015-09-27(Sun)23:31 [編集]


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