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アミはアミなの!

犬と暮らすWEB漫画

犬三匹

 寒くなってきている。
寒くなっているというのに夜寝苦しい。

夜中に何度も目が覚める。
暑くて、だ。

もちろん夜の部屋は冷えている。
それでも布団から足を出して涼んでしまう。

なんでだろうと思ったら、犬が暑いのだ。
右肩にあみり、左肩にぐみ、布団に潜り込んでおなかのあたりにあやめ。
これが1~2時間経ってくると遠赤効果のように効いてくる。

どこかの寒い国の慣用句で、寒い夜のことを『犬三匹』と言うらしい。
どこの国かは忘れたが、昔から犬はそりを引く仕事以外に、冬の暖房器具の役割も果たしていて、三匹抱いて寝たいくらい寒いという表現なのだそうた。

それを読んだときには「ふーん、そんなものかな。」とあまりピンとこなかったが、今年は実感。

去年は母の看護と犬の世話と両方出来るようにリビングで寝ていた。
リビングはリフォームしたばかりで断熱効果が高く、犬たちも私にくっつかずめいめい好きなところで寝ていたのだと思う。

今年はさらにあみりが一人前に成長し、私の首回りを最も独占するので狐の襟巻を抱いて寝ているようだ。
それにしてもこんなに発熱するとは思わなかった。

神戸の震災の時、がれきに埋まったおばあさんに猫が寄り添って温めてくれて凍死せずに済んだという話を聞いた。
動物の体温はかくも温かいものなのか。

それも程度問題。
まだ犬三匹の寒さじゃないからかなぁ。
真冬、電気毛布がいらなくて助かったと実感できるのを楽しみにしよう。

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アゲハブリーダーの懺悔

 ナガサキアゲハの蛹6つのうち4つが冬眠に入り、私の仕事は4月まで休みになった。
6つとも冬眠してほしかったのだが、少し暖かい日が続いた11月末に蝶々になってしまった。
一匹は、蝶になった矢先気温が下がって雨になり、三日間庭先の柚子の木につかまって動かなかった。

 蝶は一定の気温以下になると動けなくなるのだと思う。
蛹から羽化して一滴の蜜も吸わず3日間、ぽとりと地面に落ちて死んでしまうのではとはらはらした。
3日目、少し気温が上がった昼前いなくなっていたが、本当の目的である子孫を残すことは難しいのではないか。

本来、相手を見つけて交尾をして産卵して、その卵が孵って幼虫になり、蛹になって初めて命をつなぐことが出来る。
しかしそれには暖かい時期でも1か月はかかる。
12月ではほぼ不可能だ。

室内の温度が高すぎて季節を間違えてしまったのではと罪悪感。
残りを軒先に出した。

もう一匹は黒アゲハになったまま蛹から出られず死んでいた。
調べてみたら蛹から羽化するとき割れるはずのところに幼虫の吐いた糸が巻き付いていた。

わかった。

先輩蛹の背中に二段構えで後輩が蛹になろうと糸を掛ける時がある。
この死んでしまった蛹の上に幼虫が乗って糸をかけ始めていたのであわてて外したのだ。
そのあと紙で覆いをつくって乗られないようにガードしたが、結局あの時すでに頭部に糸を巻いてしまっていて、それでせっかく蝶になったのに出られず自分の体液で溺れて死んでしまったのだ。

再びものすごい罪悪感。
もっと早くに紙を巻く方法に気が付いていれば。

今年のアゲハ飼育は15匹位だと思うが、無事飛び立った子たちより、失敗した四匹の方が記憶が深い。
夏に、一匹の蛹を不注意で、飼育箱のふたに挟んで死なせてしまった時は数日自分を罵倒していた。
あまりに立ち直れなくて、決心を紙に書いて壁に貼った。

「やっていることに心を込める。
注意深く一つのことに集中する。
起こり得るすべての可能性に気を配る。
ついうっかりは許されない。
まさかそんなことは起こらないだろうと考えない。」

ごめんね。アゲハママは成長するから。
絶対無駄にしないから。
自分や人の命、犬の命はついうっかりでは済まされない。
この小さな命をメッセージだと思って、想像力を働かせて、今後肝に銘じること!

魂の成長とは「気づき」のことだとしたら、アゲハの飼育も「気づき」だらけだ。
成長途中のブリーダーでごめん。
そしてたくさんの気づきを今年もありがとう。

蛹たち、来年四月に無事見事な蝶々になって再会しよう!

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愛想ふりふり



 女子がまたしても3人そろってヒートに突入し、大騒ぎた。
特にあみりはやたらとかわいい。
老若男女問わず色仕掛けで攻めることに決めたらしく、全員にちょっかいを出している。

あやめにもお尻ふりふりしながら絡んでいるが、あやめが同じようにやり返すと「キャーッ」と悲鳴を上げる。
あやめ、相手が小さいことを考慮に入れてないんだよね、力強いし。

アトムにもお尻を見せたり、すり寄ったりしているが、アトムはかなり顔が困っている。
なにしろ小さすぎて乗ることが出来ない。
人間なら「君、まだ子供じゃないの?君の気持は嬉しいけど妹としてしか見られないよ。」なあんて断られるのだろうか。

グミとあみりもいちゃいちゃ舐め合い、グミもアトムに「好き」と告白し、アトムは「本命はあやめちゃんだよ。」と言う。
もう!
三角関係どころじゃない、ぐちゃぐちゃです。

これが連続ドラマなら『金曜日の犬たちへ』系のドロドロになるところか。
いや、ならないね。
ヒートはあと数日で終わるし、みんな魂が抜けたみたいに何事もなかった日常に戻るから、ドラマの2週目は話が続かない。

あみりの食欲も初ヒートの時よりは食べてくれるのでなんとかセーフ。
と、言っても柿、大根の煮物、キャベツの煮びたしが主食、たまに鶏肉。
相変わらずベジタリアン犬だ0000000000000000000000000000000000000000。
おっと、膝の上に乗っていたあみりがキーボードの「ゼロ」を押しまくった↑。
「私の話でしょ。本人にも一言書かせて。」
と言うことかもと思い、削除せず載せてあげることにしよう。

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晴れ女

23日、『母を偲ぶ会』を横浜某レストランで行った。
母はしんみりしたことが嫌いで、昔からお葬式は誰にも知らせないでほしいと言っていた。
黒の喪服も着てほしくないと言っていた。
そのかわり皆には着飾って集まってもらい、歌ったり食べたりして騒いでもらうのが希望だった。

それで今回たくさんの方にご協力いただいて、コンサートや映像など企画を盛り込んでようやく実現したのだが、この日の一週間前の天気予報はくもりのち雨と出ていた。

母は最強の晴れ女だった。
「晴れ」エビソードには事欠かない。

年に一度の犬のオフ会では、一週間前の予報で雨と出ていても動じなかった。
「雨だってよ、延期か中止かなぁ。」と私。
母は「もうちょっと待って。雲の進路をずらすよう念を送ってるから。少し重いのよ、あと2,3日かかるわ。」
と。
聖徳太子か!

当日の朝、参加者から「土砂降りですが、どうしますか?」と続々電話がかかってくる。
あわてる私に「決行ですと伝えて頂戴。ただし止んだばかりで足元は濡れるから犬の足を拭くものを持参して。」と母は言い、そして本当に現地ドッグランに着いた途端雨は止んだ。
そんなことが何度もあった。

二人でツアー旅行に参加した時もそうだった。
雨の中バスに乗り、観光地でバスが止まり、ドアが開いた途端に止んだ。
散策して、お昼ご飯を食べて、再びバスに乗り込んだら降り出した。

母の予報はテレビの天気予報よりよく当たった。
特に台風の進路は白く筋になって見えると言い、テレビを見ながら「あそこは通らないわよ。」と言った。
なんの力かわからないが、当ててるのか、本当に念力でずらすのか、それもわからないが、確かに母の行くところ、いや、母と一緒に人が集まるときはよく晴れた。

だから母の死後も、晴れると母がまだどこかから念を送っているような気がした。

母のお葬式も予報は雨だったが、降らなかった。
お骨を抱いて家の前で車を降りた途端にポツポツと降り出した。

四十九日も降らなかった。

母の友人がお墓詣りに来て下さった時も、最寄の駅に降り立った途端雨が上がった。

そして23日の前日、私は母に言った。
「今も本当にいるなら降らないようにして。天気予報では午後から雨だけど、会が終わる夕方まで、ついでに言えば家に帰るまで降らないなら、信じるから。見えなくてもそばにいるって信じるから。」
「それって脅迫!?」と母は言ったかも知れない。

でも本当にみんなが家に帰りつくころまで降らなかった。
私が家の前で車を降りたとき降り始め、「それにしてもタイムリー。」と笑いが込み上げてきた。

「ずっと見守るから。」ときっと母は言っているのだ。
ありがとう。

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あみりの食欲

 ただでさえ苦労しているあみりの食事、11月頭から再び食べなくなった。
鶏肉も食べない、ボーロも食べない、マドレーヌも食べない。
もちろんフードなんて見向きもしない。
どうしよう~。

そしてある日、見るとおしっこが赤い。
「血尿?とうとう腎臓のろ過機能がやられたか!?」
とうとう別れも近いのかと意気消沈したが、よくよく調べてみると、なあんだ。
二度目の発情だった。
そういえばちょうど半年。

それにしても食べないので、もしやと食べさせるものを変えてみた。
鶏肉は今まではモモ肉オンリーだった。
今回胸肉が安かったので、柔らかく煮込んで用意したのだが、それがいやだったのだろうか。
ふとそう思って鶏ももを買ってきて薄いダシで大根やキャベツと一緒に煮込んだ。

すると、
食べるわ食べるわ!

大根煮も大好物らしい。
20粒ほどのフードに鶏もも、レバー煮、大根、キャベツを乗せたら完食!

マドレーヌもセブンイレブンの代わりにいただきもののアンリシャンパルティエを食べさせたら完食!
何だい!失礼しちゃう。
イオンのマドレーヌ→絶対食べない
セブンイレブン→気が向いたら食べる
アンリシャンパルティエ→食べる
これって値段の順だ。

本当は食べさせなきゃいいんだと思う。
お腹が空いてどうしようもなければ食べるようになると。
母の闘病中相談したことがある。
母は「放っておきなさい。そのうち食べるわよ」派だったからだが、その母が「この子は普通じゃないからね。放っておくと死ぬわよ。」と言った。

まあいいや、食欲が戻ればまた庶民のマドレーヌも食べるだろう。
それまではグルメ犬で許しましょう!

後日談:しばらくしてダルさがおさまったのか、セブンイレブンのマドレーヌを食べ始めた。
良かった。
犬用にアンリシャンパルティエは買えない・・・。

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